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クワガタは水を飲む。だけど水の与え方に注意しよう!


クワガタを飼い始めると、様々な疑問が湧いてくると思います。
餌や水の与え方も最初は分からないのではないでしょうか?

・クワガタは水を飲むのか?
・飲むとしたらどうやって?
・クワガタの水やりはどうやればいいの?

この記事ではクワガタ飼育における「水」に関することをまとめました。

クワガタ飼育歴4年の主婦が経験し分かったことを紹介しますので、クワガタ飼育初心者の方は参考にしてください。

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クワガタは水を飲む

クワガタは水を飲みます。

ただ、それは真水ではないし
飲むというよりは舐める感じです。

自然界のクワガタは、樹液を好んで舐めるそうでして。
カブトムシやクワガタの飼育本では「砂糖水や乳酸飲料をワタやスポンジに染み込ませたもの」がエサとして紹介されています。

クワガタ成虫の水分補給は「昆虫ゼリー」から

このように クワガタ成虫は甘い液体を好みますが、水分を多く含むものを与える際には注意が必要です。
それと言いますのも、彼らは下痢をしやすいのです。(汗)

ベチャベチャになった糞は飼育ケース内のマットを汚しますし、飼育ケースを清潔にしていないとコバエが発生します。
コバエ駆除は大変ですから、本当に気をつけた方がいいです!

興味本位で砂糖水を試してみるのは良いですけど、日常的に水やりをするのはやめましょう。

クワガタ成虫は 昆虫ゼリーに含まれる水分だけで生きられます
彼らの健康管理をするためにも、水のやりすぎには注意してください。

クワガタ幼虫の水分補給は「マット」から

水やりが不要なのは、クワガタ幼虫も同じです。
幼虫はおがくずマットを食べて育つのですが、それに含まれる水だけで成長に必要な水分が足りるのです。

クワガタのサイズは幼虫時代の生育環境に影響されます。
大きなクワガタをGETしたい人は、幼虫に与えるマットの水分量に注意しましょう。

クワガタ飼育で「水」を使う理由

繰り返しになりますが、クワガタに水やりは不要です。
ですが、飼育において「水」は重要でして。

クワガタが暮らす環境を快適にするためには必須なものとなります。

ちなみに
クワガタにとっての理想的な環境とは
涼しくて通気性がよく、それでしてシットリしている
環境でして。

イメージは
鬱蒼とした森
です。

夏のクワガタ飼育は飼育ケース内が暑くなりやすいので注意しましょう。
涼しい部屋に飼育ケースを起き、霧吹きでマットを湿らせるのがコツです。

暑い部屋で加湿すると、クワガタが蒸されます。
パサパサのマットではクワガタは上手く動き回れず、活動が制限されてしまいます。

霧吹きは気化熱で涼しくするためと
クワガタが動きやすいようにするために行う

そのように覚えておきましょう。

とはいえ、成虫クワガタの飼育では加湿に対して神経質になる必要はありません。
多少 乾いても死にませんから。

それに対し、クワガタ幼虫はマットが生活環境の全てです。
幼虫用マットの水分量は最適をキープするよう心がけましょう。

クワガタ飼育に最適な水とは?

このように、クワガタ飼育ではマットを霧吹きで加湿する必要があります。

では、霧吹きに使う水は何でもよいのでしょうか?

クワガタ飼育に使う「水」は「水道水」で十分

霧吹きの中身は水道水でも大丈夫です。
日本の水は綺麗なので、水道水で十分なのです

水道水には殺菌成分の塩素が含まれるので、クワガタ飼育に使用する水は脱塩素処理した方がよいという意見もありますが、水道管を通過した水は各家庭に届く頃には塩素が消費されます。
多少は塩素を含んでいますけどね。

夏は水道水の塩素濃度が上がりますが、それでも我が家のクワガタは水道水を使っていていまして。
それでもスクスク育っていますので「水道水」で加湿しても大丈夫だと判断しています。

クワガタに最適な「水」を作る方法

とはいえ、大切なクワガタに水道水を使いたくない人もいるでしょう。

そこでクワガタ飼育に適した水の作り方を紹介します。

水道水を煮沸する

水道水に含まれる塩素は加熱することで除くことができます。

沸騰後、常温まで冷ました水でクワガタ飼育マットを湿らせてやりましょう。

水道水を日光に当てる

紫外線も塩素を分解してくれるので、水道水をペットボトルへ入れ、日当たりのよい場所に置くだけでも水が作れます。

この場合、水を外出放置し過ぎないことが大事です。
水が腐りますから、1日かけて塩素を抜いたら速やかに使いましょう。

水道水に活性炭を入れる

水道水を汲み取ったら、そこに活性炭を入れるのも有効です。
塩素を除くだけでなく、得た水はミネラルウォーターになるからです。

ただ、クワガタ成虫はマットを食べません。
なので、活性炭で脱塩素した水は幼虫用のマット作りに使うとよいかもしれませんね。
ひょっとしたら、ミネラルが彼らの成長を促してくれるかもしれません。
私はやったことがありませんが…。

水道水を浄水器にかける (ミネラルウォーターを使う)

浄水器やウォーターサーバーを使用している方は、それを使うのが一番簡単です。

クワガタのために塩素を含まない水を用意したい方は、自分に合った手軽な方法で水を用意してあげましょう。

クワガタ飼育に水を使う際の注意点

クワガタ飼育に用いる霧吹きは水道水で十分ですし、成虫飼育における加湿は雑でも大丈夫です。

ですが、注意するべきことがあります。

クワガタ幼虫飼育に使うマット作りは加水が命

かなり大事なことなので、もう一度言いますと。
幼虫飼育用のマットは加水が命です。

手でギュッと握った時に餃子ができる程度の加水量を目指しましょう
すぐにボロっとするようでは水分が足りませんし、水が滲み出てくるようでは多すぎます。

いきなりドバッと水を加えず、霧吹きでまんべんなく加湿するようにすると上手に作れます。
水道水を直接入れると、マットに含まれる水分量に偏りができてしまいます。
よく混ざらなくて硬い塊ができることもあります。

面倒でも幼虫マット作りも霧吹きを使い、適切な水分量をキープするようにしましょう。

クワガタ成虫飼育は加湿が命

マットがビシャビシャでも乾いていても死なない。
そんな丈夫なクワガタ成虫ですが、以下のことには注意しましょう。

歩きやすい地面を作ってやる

乾燥しているマットは クワガタのボディを傷つけやすい

これが成虫飼育中に加湿する主な理由です。

クワガタは平べったくて歩くのが下手な昆虫でして。
乾いたフカフカなマットではクワガタが活動しにくいのです。

枝を入れて転倒した際に起き上がりやすくしてやるのも大事ですが、歩きやすい環境を霧吹きすることで作ってやりましょう。

カビが生えない湿度をキープする

クワガタ成虫の餌は昆虫ゼリーだけでよいので、食べ物で飼育ケースが汚れることはありません。
ですが、加湿しすぎるとマットがカビて汚れますので注意が必要です。(恥)

我が家の場合は、霧吹きが面倒な私が成虫用マットに水道水をダイレクトにかけるので水分過多なようでして。
登り木がカビたり、マットからキノコが生えます…。(恥)
冒頭の画像はまだマシですが、もっと激しくカビることが多いです…。

書籍によりますと、湿気の多い飼育ケースはクワガタを病気にしやすいのだそうです(恐)

彼らの健康のためにも、カビが生えない湿度をキープしてあげましょう。

さいごに

今日はクワガタが水を飲むということを紹介し、ついでに飼育用の「水」について色々と説明しました。

クワガタ飼育に使う「水」について

・水やりは必要ないが加湿は必要
・加湿方法は霧吹きがベスト

・霧吹きの水は水道水でもいい
・幼虫用のマットは加水量に気をつける
・成虫は転ばない程度に加湿すればいい
・カビが発生しない湿度をキープする

適切に加湿し、クワガタが好む環境を作りましょう。

今後もクワガタ飼育経験をシェアしますので、参考にしてくださいね。