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クワガタ産卵セットの作り方と産卵の兆候を見分ける方法 

クワガタ飼育初心者にとって、産卵はビックイベント。
大切に育てているクワガタが産卵してくれるかどうか、不安なのではないでしょうか?

そこで この記事では、クワガタの産卵について綴りました。

・クワガタに産卵させる方法は?
・クワガタの産卵に必要なものは?
・クワガタが産卵する時期を見極めるには?

クワガタ飼育のうち、産卵に関することを網羅したつもりです。

私は昆虫飼育のプロではありませんが、子供の情操教育を目的にクワガタ飼育を始めて4年が経過しています。
この記事で紹介するやり方で失敗したことはないので、どうぞ参考にしてください。

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クワガタを産卵させる方法

クワガタとカブトムシは姿形は似ていますが、産卵方法が大きく異なりまして。
クワガタは木に卵を産みつける昆虫です。

自然界で暮らすクワガタ達は朽ちた木に産卵するのですが、飼いクワガタの場合は市販の産卵木かおがくずマットに卵を産みつけます。

その使い分けはクワガタの種類によって異なりまして。
例えばヒラタクワガタやノコギリクワガタは産卵木よりもマットで産卵するのが好きです。

ここではマットだけで産卵させる方法を紹介します
育てているクワガタが産卵木でないとダメな種類の場合は、別のサイトを参考にしていただけたらと思います。
基本的にはマットに産卵木を埋めるだけですが…。

クワガタ産卵セットをマットで作る方法

材料を用意する

まずは材料を用意しましょう。

普段の飼育は神経質にならなくてもよいのですが、産卵時に使うものに関してはこだわるようにしましょう。

飼育ケース

産卵に使う飼育ケースは大きめのものを用意しましょう。
おすすめは18x30x20です。

マット

産卵につかうマットはいつもより高級なものがおすすめです。

と申しますのも、産卵に使うマットは生まれた幼虫にとっては餌になるからです。
色々試行錯誤してみて感じたのですが、クワガタ幼虫が初めて食べるマットが高栄養なものだった時の方が得られる成虫が大きい気がします

マットにも種類があり、プロテインなど栄養が付加されたものが売っています。
産卵の際には それを選ぶようにしてください。
我が家では手作りマットを使って飼育していますが、産卵時だけは市販のものを使用するようにしています。

必要なマットの量は  の飼育ケースなら10Lです。
この組み合わせならマットを一袋使い切れるので、余らせたくない方は私が勧めるサイズの飼育ケースで産卵させるようにしましょう。

産卵に使うものにはこだわれと言いましたが。
母クワガタに食べさせる餌は100均の黒糖ゼリーでも大丈夫です。(汗)

お産だからと大量に餌を入れる必要はありませんが、私は2〜3個をケースに入れるようにしています。

気のせいかもしれませんが、100均ゼリーはカビが発生しやすい気がします。
室内で飼うなら、餌の状態を気にするようにしましょう。

道具を用意する

クワガタの産卵セットを作る際に必要な道具も準備しましょう。

バケツ

クワガタの産卵セットをおがくずマットで作る場合、マットを加水する必要があります。
店頭で売っているマットはそのままでは使えないので注意が必要です。

我が家のやり方ですと、10Lを一つの飼育ケースで使い切りますので大きなバケツが必要となります。

マットの加水は衣装ケースを使ってもよいのですが、バケツの方が混ぜやすいです。
角が混ざりにくいです!

色々と試した結果、25Lのバケツが最も使いやすかったので購入をお勧めしたいです。

スプレータンク

マットに加水する際に霧吹きがあるとムラなく湿らせることができます。

ただ、産卵に使うマットは大量です。
最初は霧吹きで頑張っていましたが、握力に限界がきました。

そこで用意したのがスプレータンクです。

水やり用のシャワーも試しましたが、これだと水の粒が大きくて。
マットが濡れすぎるのです。

クワガタは水分が多すぎるマットだと産卵しません。

従ってマットを加水する際は霧状に給水できるものを使いましょう。

ショベル

それから。
産卵セットを作る際にはショベルも必要です。

大きめのものを用意するようにしましょう。

我が家は園芸で使っていたものをそのまま使っているので ほどのサイズです。

マットを混ぜる作業は重労働です。
長時間握っても大丈夫そうな握りやすいショベルを用意しましょう。

ちなみに、千吉のスコップはグリップが優秀なのでおすすめです!
私は普通のスコップも持っていますが、↓の移植コテはクワガタ飼育において便利だと思います。

麺棒

それから。
マットを押し固めるための道具も必要です。
産卵に使うマットは押し固めなければならないからです。

その際に便利なのが麺棒。
握りやすい太さの麺棒を用意しましょう

おそらく麺棒よりふさわしい道具なんてありません。
騙されたと思って一度使ってみてください。

左官ごて

スコップや麺棒が必須なのに対し、これは無くてもよいものですが。
左官ごてがあるとクワガタ飼育のテンションが上がります。(笑)

我が家はコスト削減とカビ防止のために転倒防止木を入れていないので、クワガタが転ばないためにもマット表面に凹凸ができないようにしています。

マットを平らにしたい方は、左官ごても用意するようにしましょう。
これは普段の飼育でも役立ちます。

マットを加水する

材料と道具が揃ったら、いよいよ産卵セットを作ります。

マットで産卵させる場合、加湿がうまくできたかどうかで産卵の成功率が変わりますので、マット作りは真剣に作業しましょう。

バケツに10Lのマットを投入

まず始めに、マットを10Lのバケツへ全量入れます。

以前は2〜3キロずつマットをバケツに入れ加湿していましたが、最初から10キロをバケツに入れた方が早いし、品質が一定になることに気がつきました。

 

加湿するとマットが重くなっていきます。
男性ならそんなに辛くないと思いますので、マット作りは男性にお願いするようにしましょう。(汗)

均一にマットを湿らせたら仕上がりをチェックします。

グッと握って手を開いた時に手の形に固まったままくらいの水気がベスト!

・マットを握った時に水が滲み出てこない
・マットを握り手を離してもマットが崩れない

何回かチェックを繰り返し、マットの品質が一定であることを確認するようにしましょう。

マットを飼育ケースに詰める

いい感じのマットが作れたら、それを飼育ケースへ詰め込みます。

マットを圧縮する

普段のクワガタ飼育に使うマットは適当に詰めても大丈夫なのですが、産卵時のマットは真剣に詰めなければ失敗します。

加水がうまくできていても、圧縮率が低いマットではクワガタが卵を産まないからです。

クワガタに産卵させたかったら
ギュウギュウにマットを詰める
これがコツでして。

飼育ケースにマットを入れたら、上から強く叩き込みます。
私が紹介したケースに8Lほどのマットが入れば、適切な圧縮率と言えます。

夫のすね毛が見苦しくてすみません…(汗)

前述しましたが、マットを押し固める道具は麺棒がベストです!

目指す品質は「朽ち木」

クワガタが「こんなところに良い木があるぞ」と誤解してくれるよう、マットで人工木材を自作しましょう。

マットの表面を平らにならす

紹介した飼育ケースに8Lほどのマットを入れると、おそらくケースの7割くらいの容積になると思います。

その上にフワッとバケツに残ったマットを乗せましょう。
産卵用のマットを二層式にすることで「朽ち木が埋まっているぞ」とクワガタに誤解させることができます。

仕上げに表面をならしますと、10Lのマットが紹介した飼育ケースに全部入ります

冒頭の画像のように飼育ケースの9割がマットで埋め尽くされる感じになりますが、それで大丈夫です。

クワガタの餌を入れる

5個も入れておく必要はありませんが、気前のいい夫が入れたのでそのまま撮影した図。(笑)

マットが詰め終わったら、昆虫ゼリーをセットしましょう。
普段は一つしか入れていないと思いますが、この時期は2〜3個入れるとよいです。

ペアリングしたメスを入れる

飼育ケースにマットと餌をセットしたら、いよいよメスを入居させます。

ペアリング用の飼育ケースから引越しさせる際は慎重に作業しましょう。

メスはオスよりマットに潜っていることが多いです。
クワガタを発掘する際は、身体に傷をつけないよう気をつける必要があります。

メスを掘り出そうとしたら、オスが出てきて挟まれる…なんてこともあります。
必ず軍手をして作業するようにしましょう。

クワガタが産卵する条件

産卵セットにペアリング済みのメスを入れる

これだけで産卵準備はおしまいです。

クワガタの産卵に必要なのは
交尾が済んでいることと、産卵に適した環境だけですから。

あとはクワガタを信じて待ちましょう。

www.azumin-in-wonderland.fun

ペアリングについては↑の記事が参考になると思います!

クワガタが産卵する兆候

ペアリング後にメスが潜って何かを探しているようでしたら、それは産卵の兆候です。
彼女達はやわらかいマットには産卵しないのです。

産卵するための木を探し始めると、メスはマットの中で飼育ケースの壁側をうろついたりします。
そうなったら産卵セットを作り、お産に適した環境へ移してやるようにしましょう。

さいごに

今日はクワガタを産卵させる環境作りと産卵時の兆候を紹介しました。
通常ですと夏に恋をして産卵するクワガタですが、秋でも9〜10月ならそれなりの成功率で卵を産んでくれます。

クワガタの産卵はコツさえ掴めば簡単です。
より大きなクワガタをGetしたい方はブリードに挑戦してみてくださいね。

クワガタを産卵させるコツ

・ペアリング後、メスの行動を観察する
・産卵用のマットは適切に加湿する
・産卵用のマットは硬く圧縮する

ヒラタクワガタやノコギリクワガタはマットが好きで。
産卵木を埋めても、マットに産卵する率が高いです。

幼虫を回収する際の作業はマットの方が楽ですから、これらを飼っている方はマットで産卵させるようにしましょう。