私はクワガタ飼育歴4年。
以前はカブトムシやらオオクワガタやら、色々と育てていましたが。
今はヒラタクワガタを17匹育てています。
クワガタは冬眠するの?
冬眠するとしたら、どうやって越冬させるの?
そこで今回は。
こんな疑問に答えるため、我が家のクワガタ飼育方法を紹介したいと思います。
これからクワガタを育てようとしている方は参考にしてください。
クワガタは冬眠する昆虫。だから越冬準備が必要です。
私はクワガタ飼育を始めるまで知らなかったのですが。
クワガタは越冬します。
※ 越冬しないものもいます!
つまり、クワガタを飼うのなら
冬には"冬の飼育方法"があることを知ってください。
神経質にならずとも越冬はできますが、やはり高確率で生き残らせるためにはコツがありますので、それに留意しましょう。
ちなみに、クワガタは暖かい部屋で飼育すると冬眠しません。
なので意図的に冬眠させずに育てたい方は、暖かい部屋で飼うことをおすすめします。
我が家ではクワガタ以外にもカタツムリを飼っていまして。
彼らが冬眠していない話は↓に記録しています。
冬のクワガタ飼育方法 : 成虫の場合
クワガタの冬眠はいつからいつまでか?
4年間飼ってみて分かったのですが、クワガタの冬眠期間は平均すると11月から5月までです。
とはいえ冬眠は気温の影響を受けますから、飼育している部屋が寒い場合は、10月下旬から活動が鈍くなってくるかもしれません。
クワガタがマットへ潜って出てこなくなったら、それが冬眠のサインです。
冬眠の兆候を感じたら、越冬準備を始めましょう。
クワガタの越冬用に準備するもの
絶対に必要なのは「登り木」・「マット」・「深めの飼育ケース」
クワガタ成虫の越冬準備は簡単です。
飼い主がやるべきことは
マットの量を増やすことだけだからです。
暖かい季節に使っていた登り木もマットもそのまま使えますので、越冬のためだけに特別な飼育用具を買う必要がありません。
ただ、観賞用に深さのない飼育ケースを使っている人は深い飼育ケースを用意してください。
マットの量が多ければ多いほど、クワガタは外気温の影響を受けにくくなります。
クワガタが快適に越冬するために、マットはたっぷり用意してあげてくださいね。
あるとよいのは「プロテイン入りゼリー」と「防虫用でないマット」
クワガタが越冬するための環境整備ができたら、クワガタと餌を入れるだけで冬眠準備は完了なのですが 、餌はプロテインゼリーがベストです。
この特別なゼリー は栄養補給を強化したい時に便利なアイテムでして。
産卵時や冬眠中に与えるのがおすすめです。
ちなみに。
冬眠中のクワガタは殆ど餌を食べません。
プロテインゼリーを与えなくても越冬できますが、稀にしか食事をしない冬眠期間だからこそ、栄養価の高い餌を用意してあげましょう。
それから。
無くてもよいけれどあった方がよいものに「防虫用ではないマット」があります。
クワガタを飼っていると、コバエに悩まされます。
私も最初は防虫マットを表面に敷いていたのですが…これはクワガタも嫌がりまして。(汗)
コバエだけでなく、クワガタにも防虫成分の影響がある気がしました。
冬はコバエが発生しにくいですから。
↓のような虫が寄らなくなるようなマットを使っている方は、身体が弱る越冬中だけでも使用を避けてあげましょう。
冬眠中のお世話の仕方
いよいよクワガタが冬眠し始めたら。
ひたすら見守りましょう。
手を出すとしたら
ゼリーが乾いてきたら、交換する
それだけです。
もちろん、加湿したい人はしてもよいです。
でも、大きめの飼育ケースにマットを深く沢山用意してあげたなら、何もしなくても大丈夫です。
クワガタの越冬を成功させるコツ
このように、クワガタの成虫を越冬させるのは簡単です。
ですが、確実に越冬させるにはコツはありますので紹介しますと。
冬眠中はマットを多めにし、交換しない
クワガタ越冬に関する一番のコツは
マットを深くし、春までマットを交換しないことです。
幼虫はマットを食べて消費しますので、越冬中にマットを交換しますが、成虫はマットを食べませんのでマット交換の必要がないのです。
クワガタが眠りについたら、起こさない!
これは大事です。
クワガタの脱走防止に飼育ケースはロックできるものを使う
それから。
越冬用にマットを深くすると、眠りについていないクワガタが脱走します。
おしゃれなケースは蓋がロックできなかったりしますので、冬眠用の飼育ケースは深いだけでなく蓋をロックできるものを使いましょう。
脱走したクワガタが春先になって押し入れから発掘されるとショックです。(笑)
クワガタをケースから逃さないことも越冬のコツだと思います。
クワガタの飼育ケースは個室仕様で!
それから更に。
飼育ケースで思い出しましたが、1匹ずつ冬眠させるのもコツです。
クワガタは凶暴な昆虫でして。
メスであっても同室させると殺し合うからです。
1つの飼育ケースに2匹入れてもよいのは、交配する時だけ!
しかもオスとメスは1匹ずつ同室させること!
このように覚えておきましょう。
クワガタのメスを同居させたら不幸なことになった話は↓です。
温度管理や加湿は必要ないけれど、ゼリーは必要
それから、更に。
温度管理や加湿を勧める人もいますが、そんなことをしなくてもクワガタは越冬できます。
私の場合、月に1〜2回程度にケースを開けて軽く霧吹きをしていますが。
それだけで越冬できています。(汗)
ただ、昆虫ゼリーは絶やさないようにしていまして。
特別なゼリーを使っていませんが、これは霧吹きをするついでに交換しています。
皆さんはもっと頻繁に交換してやってください!
室内で飼っていると、稀に冬眠中であってもマットから出てくる個体がいますから。
そんな寝ぼけたクワガタのためにゼリーは置いておきましょう。
クワガタ成虫の越冬方法のまとめ
以上がクワガタを越冬させる際の飼育方法です。
私は色々な種類のクワガタを育ててきましたが、このやり方に落ち着いてからは越冬に失敗したことがありません。
・たっぷり多めのマットを用意する
・基本は放置する (いじってはダメ! マット交換もダメ!)
・一匹ずつ別々のケースで育てる
・冬眠中でもゼリーは用意しておく
面倒なことをしなくてもクワガタは冬を乗り越えますから。
身構えず、気楽にクワガタを育てましょう。