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完全変態と不完全変態? 幼児でも分かる昆虫の本

うちの次女は虫が好きです。

でも。
ちょっと その理由が変わっていまして。
変態好きだからです。(汗)

そこで今日は。
次女が気に入っている「昆虫の変態が知れる本」を紹介したいと思います。

昆虫はどのように生まれ、成長していくのか?

そんな知的好奇心を満たす絵本を集めてみましたので、気に入ったものがありましたら読んでみてください。

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幼児期に完全変態と出会う絵本

虫の変態…というと、難しい話のようですけど。

幼児期から次女は
絵本の読み聞かせを通じて昆虫の変態に親しんでおりました(笑)

はらぺこあおむし

次女が初めて見た変態は
エリック・カールの「はらぺこあおむし」でした。(笑)

これを読んだことがない子なんて居ないのでは?
と言いたくなるほど有名な絵本ですよね。

卵から幼虫に
幼虫からさなぎに
そして、さなぎから蝶に!

これほどまでに魅力的な「昆虫の変態本」はありません。
昆虫の形態に着目させたかったら、この絵本は外せないと思います。(爆)

ぱくぱく

それから。
「ぱくぱく」も外せません。

これは、カブトムシが完全変態する絵本なのですが、凄いのです。

さなぎになったカブトムシが飲み食いをせず、じっと最終変態する瞬間を待つ。
それだけの物語なのに、カブトムシが少しずつ変身していく様子が分かりやすく描かれているのです。

「はらぺこあおむし」と「ぱくぱく」は「昆虫の変態本」の入門書としておすすめです。(笑)

幼児でも分かる? "変態の種類"が分かる本

上述のような絵本を読み聞かせてきたので、次女は全ての昆虫が完全変態するものと思っていたようですが。

更なる読み聞かせによって、昆虫の成長には複数のパターンがあることを知りました。

「無変態」を知る本

うまれたよ!ダンゴムシ

例えば、娘達が大好きなダンゴムシ。

彼らは変態しません。(笑)
脱皮を繰り返してサイズアップのみで成長していく、無変態なのです。

そのことがよく分かる絵本が「うまれたよ!」シリーズの「ダンゴムシ編」です。

このシリーズの絵本は写真がダイナミックで!
「アリ編」や「カマキリ編」もおすすめです。

「不完全変態」を知る本

学校プールのヤゴのなぞ

ダンゴムシが無変態なら。
トンボやバッタは、形態が成虫と全く異なる幼虫が、脱皮して成長する不完全変態です。

次女は「昆虫すごいぜ」の影響でギンヤンマが好きでして。
「学校プールのヤゴのなぞ」は、トンボの変態が堪能できる絵本なので気に入っています。(笑)

私も知りませんでしたが、ヤゴの状態で越冬するトンボがいるのですね。

これほどマニアックにヤゴについて語られている絵本はないと思うので、トンボ好きなお子さんには必ず読み聞かせてくださいね。(笑)

とんぼ ぎんやんまの一生

トンボの本で「不完全変態」を知るのなら、福音館書店の本もおすすめです。

それと言いますのも
「ぎんやんまの一生」には、交尾〜産卵について詳細に描かれておりまして。
知的好奇心を満たしてくれることはもちろんのこと、写真では表現できない、絵だから伝えられる造形美が素晴らしいのです。

内容について少し言及いたしますと。
トンボがオスの尾とメスの首が繋がった状態で飛んでいるのって交尾ではないのですね。(汗)

交尾はメスが腹を曲げ、オスの腹に尾を刺し込み、輪になった状態で行うそうでして。

「じゃあ、人は?」

そう娘達に聞かれて母は困りました。(汗)

大人を困らせるかもしれませんが、おすすめです。

「完全変態」を知る本

カブトムシの音がきこえる 土の中の11か月

それから。
最後は「完全変態」を知る本の紹介です。

完全変態の虫といえば、カブトムシ!
幼虫から「さなぎ」になってから成虫になるのがポイントです。

カブトムシを紹介する絵本は沢山ありますが、次女が気に入っているのは「カブトムシの音がきこえる」でして。

どれだけマニアックなの?
と、福音館書店へ詰め寄りたくなるような内容です。(爆)

カブトムシの卵が幼虫になり
幼虫がさなぎになり
さなぎが成虫になる

そんな成長のドラマを是非、楽しんでください。

蛾蝶記

完全変態をする昆虫でカブトムシ並みに有名なのが蝶。
これに関してもマニアックな本を見つけましたので、紹介したいと思います。

その本の名は「蝶蛾記」。

「蛾と蝶の違い」が知りたくて図書館から借りてきたのですが、この本を完読しても彼らの違いは分かりませんでした。(悲)

でもね
そんなことはどうでもよくなる程に、この本は凄くて。

蝶が放尿する瞬間など、決定的瞬間を捉えた画像がお腹いっぱいに楽しめるのです!! (爆)

蝶と蛾がどのような戦略で命を繋いでいるのか?

季節ごとに生き残り戦略が描かれていますので、昆虫観察の際に参考にしてくださいね。

昆虫の変態を比較できる絵本

特定の虫にフォーカスした「昆虫の変態本」に慣れたら、様々な変態を比較できる絵本がおすすめです。

かんさつしよう こん虫のへんしん

身近な虫達の変身方法が、たった一冊で知ることができるのが「かんさつしよう こん虫のへんしん」です。

前述の本達と比べると、虫の変身を深く堪能することはできませんが。
色々な種類の変態を比較するのに便利です

この絵本は情報量が適切で。
幼児が相手でもサラッと読めますからおすすめです。

脱皮コレクション

「かんさつしよう こん虫のへんしん」で満足できない変態好きなら、「脱皮コレクション」がお薦めです。(笑)

これほど脱皮を堪能できる本はないからです !

彼らは何のために脱皮をして変態するのか? そんなことを語る時にご活用ください。(笑)

生き物たちの冬ごし図鑑

それから。

変態をただの形態変化として見るのではなく、ライフサイクルとして見るのには「生き物たちの冬ごし図鑑」がおすすめです。

季節によって、ライフサイクルの回転速度を調節している虫がいる。
そんなことを知ることができるからです。

寒い冬をどのような形態で過ごすのか?
虫達の生存戦略について語るのに適した本だと思います。

変態つながりで、紹介したい絵本はこれ

うちの次女が好きな「昆虫の変態本」はいかがでしたか?
もう変態話でお腹がいっぱいかもしれませんね。

でも、もう一冊だけ!
最後に虫以外の変態本を一冊だけ紹介させてください。

オタマジャクシの尾はどこへ消えた?

実は、うちの次女はカエルも好きでして。(汗)
彼女と私が目を輝かせて読んだ絵本が「オタマジャクシの尾はどこへ消えた?」です。

この絵本は、ウシガエルの生態について綴られている本なのですが

オタマジャクシの尾は
切れて無くなるのではなく、体内に吸収される

そんなことが知れます。
(あれ、そんなこと知りたくない?)

この本は、変態する生き物が自身の体を分解し再構成していくことについて語るのに最適です。

面白いですから、是非とも読んでほしいです!

本から学ぶということ

昆虫の変態は肉体改造を伴う、神秘的な現象です

その中でも完全変態は、さなぎを形成し、幼虫だった頃の組織を栄養として成長する不思議なプロセスです。 

人は虫のようにダイナミックなイメチェンをすることができませんが、幼児期からの学びを栄養として成熟していく点では、虫と共通していると思います。

人生を楽しめる大人に変態するために、幼児期は何をするべきなのか?

娘達と一緒に絵本の世界を楽しむことくらいしか、私にできることなどないのかもしれませんが、幼児〜児童期の大切な時間を少しでも有意義にするためのお手伝いをしていこうと思います。