ピグマリオンの教材はどれも素晴らしいのですが、最近になって次女がハマっている教具があるので紹介したいと思います。
学年にこだわらず、数の概念などの基本的な知的能力を育成することに興味がある方は参考にしてください。
- ピグマリオンの便利教具、その名は「ウッディブロック」
- ピグマリオンの「ウッディブロック」が素晴らしいと思う理由
- ウッディブロックの使い方
- ピグマリオンの「ウッディブロック」は買った方が良い?
- さいごに
ピグマリオンの便利教具、その名は「ウッディブロック」
ピグマリオンには積み木の教具がありまして。
我が家では「ウッディ」の愛称で呼ばれ、次女が2歳の頃から親しんでおります。(爆)
ピグマリオンの「ウッディブロック」が素晴らしいと思う理由
数を集合体として捉える訓練になるから
積み木は積んで「創造する」だけが遊び方ではありません。
ウッディブロックは
シンプルな立方体の積み木なのですが
教具の質が良いだけではなく、その効果が素晴らしくて。
正しく使えば
数理解を倍速で深めてくれます。(驚)
具体的な使い方は後述しますが
素人が取り組んでも一定の効果を感じましたので、この教具が数概念の育成に役立つことは間違いないと思います。
数を捉えるのと同時に三次元空間の把握力を高められるから
それから。
ウッディブロックで数を捉えるトレーニングをすると、嫌でも積み木の構造を「全体」と「部分」の両方で理解できるようになるのも素晴らしいと思います。
積み木の数を考えているうちに
空間の構成把握能力も向上するのです。
ピグマリオンのテキストによりますと
ウッディブロックを用いたトレーニングにより、「全体と部分の関係を観る力」「分解合成能力」「同時に2つ以上のことを考える力」「感じる力」「想像力」「問題解決能力」が養成できるそうでして。
長女の場合はウッディブロックよりもパズル系の教具が効果的でしたが、お子さんによってはウッディブロックでこれらの能力を育成できるのかもしれませんね。
ウッディブロックの使い方
で、ウッディブロックの使い方ですが。
積み木の数を分解して捉える
例えば、↑の積み木を数えるならば
一対一対応で考えると
1段目は5個
2段目は3個
こんな感じに数えていきます。
このやり方でも間違いではありませんが
積み木の数が増えると時間がかかりますし、数能力の向上に役立ちません。
従って、ピグマリオンではどうするのかと言いますと
積み木の構造を瞬時に把握するよう促し
それを分解・合成して数を捉えさせます。
例題として上の積み木の数を捉えるならば
積み木を上下で分けて
「5」と「3」といったように捉えたり
左右で分けて
「4」と「4」と捉えたり
時には細かく分解して捉えることも。
地味に大変なのですが
問題を解く際に色々なパターンで積み木を捉える練習をしていきます。
ウッディブロック活用のコツ
ウッディブロックを使った学習では
「数を数える」のではなく
「数を捉える」というのが大事です。
子供が頭の中で積み木の構造を捉えることは難しいので、まずは具体物を上下・左右・前後に分解しながら、数を理解させていきましょう。
ウッディブロックの注意点
ウッディブロックの使い方は以上なのですが、取り組みを始めるタイミングについての注意点があります。
それは数の概念をある程度育成させてから取り組むということです。
ピグマリオンのテキストによりますと
数を捉えるトレーニングは、いきなりやらない方がよいそうでして。
ヌマーカステンで20までの数理解をさせてから行うことが推奨されています。
「数」をイマイチ理解できていない子供にとって、積み木の数を捉えるトレーニングは難しすぎるかもしれませんから。
お子さんと取り組んでみて難しそうであれば無理をさせず、もう少し待ってあげてくださいね。
ピグマリオンの「ウッディブロック」は買った方が良い?
学習の進捗状況によっては100均の木片でよいと思う
ウッディブロックは、ピグマリオンメソッドにおいて三種の神器の1つと称される素晴らしい教具です。
でもね
ぶっちゃけた話、ただの立方体ですから。
その取り組みは100均の木片で代用できてしまいます。(汗)
実際、本物のウッディブロックは小さいので幼児には危なくて。
我が家も次女が2歳だった頃は、長女の学習に100均の木片を代用していました。
次女は何でも口に入れる子だったのです(汗)
「数」をウッディブロックで教えるのなら、本物を!
ウッディブロックで数の分解・合成をするだけなら、教具のクオリティは気にならないのですが。
20までの数理解もこの教具で行ってしまいたい方には、本物がお勧めです。
それといいますのも
本物のウッディブロックには木枠がありまして。
積み木を5個ずつ収納することができるのです。
モンテッソーリ教育をご存知な方ならピンとくると思いますが、教具がピタッと収まるというのは重要でして。
↓の記事では「数の概念」を育成する取り組みをヌマーカステンで行なっていますが、それをウッディブロックで行うのであれば、5の塊を作ることができる枠があると便利です。
それにね
「数」を教える相手が小さな幼児ですと、ヌマーカステンの玉が転がって嫌…という人が多いと思います。
玉が転がって無くなるのを防ぐためにも、幼児に5進法を教えるならウッディブロックの方がヌマーカステンよりも良いと思います。
なお、ウッディブロックはピグマリオンの公式サイトから購入できます→ ☆
お子さんの年齢と能力によりますが
数概念の完成には時間がかかりますから。
お子さんの状況によっては、本物を用意することがおすすめです。
さいごに
問題集はこれがおすすめ
とはいえ、小学校受験のためだけに積み木の問題を解かせたい親御さんもいますよね?
そのような場合は本物の教具を買う必要なんてありませんから、単品の問題集を紹介しますと。
ピグマリオンの「能力育成問題集シリーズ」がおすすめです。
これらの本は、値段の割に問題数が多いのでコスパ最強です!
我が家は全巻大人買いしましたが、何冊か試してみることがおすすめです。
ピグマリオンのウッディブロックで目指すもの
さいごに
大事なことなので繰り返して言いますが
積み木の問題では
数を数えるのではなく
数を捉える
これが大事です。
このトレーニングを積んでおけば↓のような問題も瞬殺できますから、数概念の育成は途中で諦めずに取り組みましょう。
ウッディブロックで数を感じる経験を積む
数年後にこのトレーニングの成果が現れますから、是非 頑張ってくださいね。
↓ 最近は家庭教師を利用しています。児童期の学習は外注がオススメかも?