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ピグマリオンで1〜5までの「数の概念」を定着させる

 「幼児教育はピグマリオン。数の概念を獲得しよう! 」の続きです。

ピグマリオンの算数教育では
数を1の集合体として数えるのではなく
塊として捉えるよう指導します
これが真の数量感を身につけるコツである…ということで。

我が家では
ピグマリオンの教えに従い
子供達に数の概念を獲得させるために頑張ってきました。

その甲斐があって
次女も5歳目前にして「5までの数の概念」が完成したようです。

そこで今日は
娘達に数の概念を習得させるために
私達夫婦がしてきた事について綴ろうと思います。

次女は4歳11ヶ月ですが、何ヶ月も前から取り組んできたことです。

これから「数」を教える方に役立つ話だと思うので、参考にしてくださいね。

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 数理解「1〜5」の完成には時間が必要でした

長女がピグマリオンを始めたのが5歳目前。
彼女の「1〜5」はその理解度を確認しただけで、いきなり10進法に入っていた気がします。

それに対して次女は。
乳幼児期から数を意識させるような育児をしてきたのに、数理解に手こずってきました。

それと言いますのも
次女は3歳には5を理解しているかのように見えたのに、数の操作をやらせてみるとできなかったりして。
4歳を過ぎて「2歳児のさんすう」だけでなく「ピグマリオンぷち」を次女に導入し、4歳11ヶ月でやっと5までの数理解が完成したのです。
(ピグマリオンぷち導入に関する話はそして今、教育パパが動いた!! 」を参照してください)

数理解をどうやって確認するのか?

このように
子供の数理解というものは
よく観察しないとその理解度は測れなくて

我が家の場合は
既に知っている数よりも大きな数が
その数を使って理解できたかどうか?
このようなことで数の理解度を評価しています。

例えば「5」を理解できたかどうかは
「10」が「5」を使って理解できるかで判断しています。

「10」を見た時に「5」が2つある
そう思えたならOKとしているのです。

これは主人が決めたことなので、ピグマリオンとは関係ないのですが。
数の理解度を評価する方法としては、優れているのではないでしょうか?

ちなみに伊藤 恭先生の著書によると

数の集合体を複数見せ
「左の数と同じ数はどれ?」と同数発見問題を出してみたり
「左の数と違う数はどれ?」と異数発見問題を出してみたり。

「この数より2多い数は?」「右の数は左の数よりいくつ少ないですか?」
なんてクイズをすることで数能力を評価できるそうです。

なぜ「3」の次は「10」ではなく「5」なのか? 

ここで、「3」までの理解を促した後に「10」ではなく「5」の認識を促す理由ですが。

主人の考察によりますと

1〜3まで数理解が進んだ後に5までの数を扱う理由は
既に理解している1〜3の数を使って作れる、最大の数が5だからです。

持っている知識を使って
新しいことを理解していく
この過程が大切なのです。

この作業が意味することは物事を自分で考え判断する経験を積むということですから。
情報過多な時代に必要な能力を養っていると言えます。

1〜3しか知らない人に
「10」をいきなり提示しても理解が難しいけれど
1〜5まで知っている人に
「10」を見せた場合は、「5」が2つ合わさった数だと自ら理解することができる。

ピグマリオンメソッドって奥深くて。
伊藤先生のウェブ動画や著書を見ると、目から鱗が落ちまくります。(笑)
実際はそんな簡単には進みませんけどね…(汗)

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5までの数をマスターするためにやってきたことは?

ここでやっと具体的な方法です。

やる事は簡単です。
幼児教育はピグマリオン。数の概念を獲得しよう! 」に綴った取り組みと殆ど同じです。
ただ用いる数の範囲が「1〜5」に広がっただけ。

毎日ガリガリと取り組むのではなく
登園前の1〜5分間を活用する感じで時々行ってきました。

  • 生活の中に「1〜5」のものを見つける
  • 絵数字カードで数を捕らえさせる
  • 絵数字カードでクイズ
  • サイコロで遊ぶ
  • 双六で遊ぶ
  • ドット棒B型で遊ぶ
  • ウッディブロックを積む
  • 洗濯バサミで遊ぶ
  • ヌマーカステンで遊ぶ

これだけです。
毎日やったのは一番上だけで、数回しか行っていないものもあります。

絵数字カードクイズに多少判断クイズが追加

ここで、箇条書きした取り組み内容について補足しますと。

「1〜3」を認知させるためのクイズは 
どれが「1〜3」ですか?
これはいくつですか?
の2種類でしたが
どっちが多いですか? を追加しました。

最初は「1」と「5」など、極端に違う数を提示しますが、次第に「4」と「5」といったように難しくしていきました。

ドット棒はB型にレベルアップ

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↑ がB型ドット棒です。

引用元は最後にご紹介しますが、これは主人が厚紙を使って手作りしました。(笑)

でも。
作ったことに満足してこれは使っていないようでした。(汗)

前記事でもご紹介しましたが
私が次女と遊ぶ時は ↑ を使っています。 

やはり厚紙より丈夫だし、可愛いし。
個人的には手作りドット棒より↑ がオススメです。(笑)

使い方は簡単で
5までの数を合成分解して補数の感覚を鍛えます。

「5は何と何で作れる?」

これをひたすら繰り返します。
マス目があった方が何故か理解しやすいようですので、最初はきちっと盤を使って遊んでいましたが、最近は「くまちゃん棒」だけで遊んでいます。

ここでやっと登場! ヌマーカステン

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ピグマリオンと言えば「ヌマーカステン」。
この記事に辿り着いた理由は、これの使い方が知りたかったからかもしれませんね。

当然、娘の数概念育成を目的に、我が家でも このインパクトが強い教具を使いました。

私はこれの扱いが下手なので
実際に使っているのは主人なのですが。(汗)
5までの数理解において、この教具の影響は大きかったと思われます。

これの使い方については最後にご紹介する本か過去記事を参照してもらうとして、この教具の何が良いかって
数の成り立ちを視覚で実感させるだけでなく
数の合成分解を直感的に身につけさせられるのです。

遊んでいるうちに
足し算と引き算ができるようになりますから。

手作りするか
購入することをオススメします。
是非!!

ヌマーカステンの購入はこちらのサイトからどうぞ→ピグマリオンの幼児家庭学習

我が家の幼児教育、バイブル本はこれ!!

またまた登場です。(笑)
この本はコスパが良すぎて笑えます。

続けるのには気合が要るけれど
私のような素人でもできることが具体的に書かれていますし
あのヌマーカステンの作り方まで掲載されています!

これを購入すれば一部のピグマリオン教材が手作りできますから、ピグマリオン方式で幼児教育を考えている方は絶対に買ってほしいと思います。

テクニックに頼らず
思考力で乗り切る

そんなお子さんに育てたい方は是非読んでみてくださいね。

そして、今後の予定は?

次女はいよいよ「10」の認知と合成分解に進みます。

伊藤先生曰く
「5」までの数理解が強固であるなら、「10」の理解はすんなり進めるはずとのこと。
「10」を自在に操れるようになれば、あとは計算で躓くことはないそうです。

素人ですから、簡単には進まないだろうけれど。
主人による家庭学習を助けながら、今後も子供達を観察していこうと思います。