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【小学2年生の家庭学習】ピグマリオンのかけ算は凄い。

長女は小学2年生。
家庭学習は「ピグマリオンぷち」という通信教材がメインです。

学習の進捗は
この春から「長さ」「時間」に取り組み、夏休みになった今、「掛け算」があと少しで終わるところです。

そこで今日は、ピグマリオンメソッドにおける掛け算習得方法についてまとめつつ、長女の算数教育について綴ろうと思います。

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ピグマリオンは九九を覚えずにかけ算を行う

ピグマリオンメソッドを参考にした家庭学習も3年になりました。

このメソッドで徹底しているのは
新しく知識を得ながら学習を進めるのではなく、既に持っている自分の能力を駆使しながら問題に立ち向かっていくことです。

従って、かけ算に対しても九九は使いません

ピグマリオンの掛け算は
既に会得している「足し算」と「引き算」を使いながら解いていくのです。

九九を暗記した方が1桁の計算は早いのでしょうけどね。
ピグマリオンの場合は「計算」すらも思考力を伸ばす手段ですから。
計算速度は遅くたって今はよいのです。

そんなピグマリオンの掛け算
どのようなアプローチで習得させたのかをまとめてみようと思います。

かけ算への道1 マイペースに意欲を育てる

ピグマリオンメソッドでは
掛け算を始めるまでに4桁の加減暗算をマスターします。

なぜその能力が必要なのかは伊藤 恭先生のブログに詳しく綴られていますが、要は4桁の加減暗算ができる頃には

問題に対し
答えを自力で創り出したい!

そんな意欲を子供の中に宿らせることができるからです。

意欲創りは
この世を認識して、
自分で理解して、
答えを創り出す経験がなければできません。
(引用 : 伊藤恭ブログ)

うちの長女がこの域に達したのが小2の春。
ブロ友さんのお子さんが年長で4桁の加減暗算をクリアしていきましたから、相当出遅れています。

でも、まぁ娘のペースを守って良かった。
伊藤先生のおっしゃる通りでした。

どんな桁数の計算も
自分が過去に会得した知識を駆使して解くことができる
そんなことに気がつけば、自然と問題を解く事に対して意欲的になってくるのです。

かけ算への道2  解法を教えない

それから。 

ピグマリオンメソッドでは
正しい答えを出すことではなく、答えにたどり着くまでの過程を大切にします。

従って、計算技術を教えません
掛け算だって
◯ × △ は◯ が △個あるって意味だよ
と伝えるだけなのです。

九九を教えた方が教える方は楽チンですよ?

でもね
テクニックに頼ってしまうと
計算は速くなっても「数」について真に理解することができないのです。

家庭学習は我が子のペースで進められるのがメリットですから。
数を試行錯誤して動かし、自力で答えを導く
この経験を毎日積ませました。

従って、長女が掛け算を九九なしで簡単に解けるようになったのは、教育に関して手間を惜しまない主人の努力があったからだと私は考えています。
(我が家の教育は主人が担当なのです)

ピグマリオンのかけ算はこうやる

では、ここで
長女がどのように掛け算を行うのかを紹介してみようと思います。

コツは
エア・ドット棒を使い熟すことです。

↑ はピグマリオンの教材「ドット棒 C型」です。

この教材は紙でできていますので
頭の中にドット棒をイメージできるようになるまでは、これを切り分けたり並べて使っていました。

長女の場合
毎日5問程度の計算問題をじっくり時間をかけて考えさせてきたのですが、その際のお伴がドット棒でした。(笑)

結果、今では4桁の計算でもエア・ドット棒でやれるようになりました。
(エア・ドット棒 = 頭の中でドット棒を動かすこと)

頭の中で数を自在に動かせるようになれば、かけ算は簡単です。
私は家事をしながらチラ見しているだけなので詳細は分かりませんが、数を塊で理解しやすいよう「10」の掛け算から挑戦させたようです。

10×2 は「10」が2本という意味だから、答えは「20」

これがわかると
「5」は「10」の半分だから、5×2 のは答えは「10」
なんて計算も直ぐにできます。

この調子で知っていることを活用すると、桁が増えた掛け算も直ぐにできるようになります。

9×15 を考えるならば
とりあえず「9」を「10」として考え、「10」が15本で「150」。
そこから多く足した分を引くと、答えは「135」となります。

これって面倒くさいですか?

でもね、このように頭の中で数を自在に動かせるようにしておけば、筆算や九九を覚える必要がないし、数をパズルのように捉えることができ計算が楽しくなるのです。

掛け算を始めるまでは計算が大嫌いだったのに。
長女は最近になってやっとエア・ドット棒が面白くなったようです。

最近の進捗はこれ

長女が掛け算に挑戦し始めたのは先月下旬なのですが。
お盆休みの今、もう1桁×3桁の計算をマスターしました。(汗) 

ちなみに ↑ の写真は
144 × 3 を解いている様子です。

「144」が3個ある
そのように数をイメージし、足し算の手法を駆使して答えを導いています。

もはや、彼女にとって計算は数をイメージして動かすだけのもの。
工夫して数を捉えているのです。

100までの数の概念習得に恐ろしく時間がかかりましたが、マスターしてしまえば後は勝手に加速して数理解が進むようです。

まだまだ先はあるようですが、このような努力の積み重ねが「正しく速くモノを捉える力」となるそうです。

今は「正確に答えること」より「能力を育成する」時期。
伊藤先生を信じて我が子を導いていきたいと考えています。
(指導するのは主人ですけどね (笑)