私の娘達は約2年間もの間、不登校でした。
ところが最近になって長女が復学しまして。
次女も週に1〜2回の頻度で学校へ行くようになりました。
そこで今日は。
娘達を不登校から脱出させた方法を紹介したいと思います。
ただの一例でしかないのですが
不登校な我が子にしてやれることは何なのか?
そんな悩みを持つ方は参考にしてください。
娘が登校渋りだった頃からやってきたこと
次女は小学1年生からいきなり不登校ですが、長女は登校渋りから徐々に不登校へと進行していきました。(汗)
そこで、まず始めに紹介しますのは
登校渋りなだけで登校できていた頃から心がけてきたことです。
状況を受け入れる
目覚めた時は元気なのに、登校時間が近づくにつれて体調が悪化。
「学校へ行きたくない…」とメソメソし始める…。
これは登校渋りな子供にありがちな症状ではないでしょうか?
長女も例外ではなく、朝になると「起き上がれない〜」とタコになっていたものです。
そんな時はどうしたのかと言いますと。
娘達の学校の場合、無理やり登校させても途中で帰らされてしまうため、潔く休ませました。
「学校へ行けない」状況を受け入れるようにしてきたのです。
子供の話を聞く
それから。
根気よく本人から話を聞くようにしてきました。
低学年の子供は学校へ行きたくない理由を言語化できなかったりしますので、学校とは関係のない話をして過ごしつつ、話してくれるのを待つようにしてきました。
長女の場合、復学直前になって自分の気持ちを話すようになりまして。
ずっと不安でいっぱいだったと打ち明けてくれました。
先の見えないトンネルを手探りで歩いているのは、本人も同じだったようです。
不登校をしている本人にだって分からないのですから、「あれこれと聞かないでいたこと」は正解だったようです。
子供の願いを叶える助けをする
家に引きこもりがちな不登校児が出かけるきっかけには何があるでしょう?
それは「やりたいこと」をする時ではないでしょうか?
娘達の場合は
物欲を満たしたい時や
運動がしたい時に出かけていました。
毎日を充実させるような「願い」なら、何でも叶えてあげる
そのように約束していたので、バトミントンやトランポリンを習わせることで週に2〜3回は外出していました。
願いを叶えても直ぐにやらなくなるのが常でしたが…(悲)
娘達のために散財したけれど、見守るだけでは我が道を歩み始めたりはしませんから。
学校へ行く行かないは別として、子供が前向きに取り組めそうなものがあるなら、惜しまず手助けしてきました。
娘を抱っこする
それから更に。
うちの不登校児達は甘えん坊で。
長女は5年生になっても毎日「抱っこ」を要求してきます。
それは娘達に必要な儀式で
元気を充電しているのです。
タイミングは色々ですが
本人が求めてきた時に抱っこしています。
親子の触れ合いは、子供を落ち着かせます。
不登校でお困りな方は、これだけでもやってあげて欲しいです。
不登校になってからやったこと
次に紹介しますのは、娘達が2人とも不登校になってから始めたことです。
不登校は「これをやれば解決する」なんて策がないものでして。
母が努力したから復学できたのではなく、本人が自己回復したから復学したのだと感じています。
ゲーム依存から子供を守る
長女が登校拒否だった頃は研究所勤務だったため、子連れ出勤していましたが。
不登校になった今は別の会社に勤めているため、そんなことはできず…。
娘達は自宅で留守番をするようになりました。
そうなると困るのは
あり余った時間を小学生が有意義に過ごせるわけがないことです。
我が家の場合、不登校になった娘達を不憫に思った父親がSwitchを買い与えまして。
あっという間に娘達がゲーム漬けになってしまいました。(悲)
一度与えたものを取り上げるわけにはいきませんから、ゲーム依存から娘達を守るために色々としたものです。
詳しくは↓の過去記事を参考にしてください。
最も効果があったのは趣味で。
長女の場合はレジンを使ったキーホルダー作りにハマったのが良かった気がします。
心理療法に挑戦する
それから。
心理療法に関する本をいくつか読み漁りまして、PCITに挑戦しました。
これは問題行動を繰り返す子供に有効な心理療法でして。
親の育児力をトレーニングするのに有効なセラピーです。
詳細は過去記事を参照していただくとして。
これに挑戦したあと、一時的でしたが娘達は登校できました。
PCITの特徴である育児の困難さを数値化する試みは今も続けており、母のメンタルパラメーターとなっています。
客観的に自分の困り感を受け止められますから、ご興味がある方は挑戦してみてほしいです。
学習を手伝う
長女は不登校だったのにもかかわらず、算数はよくできます。
ずっと登校し続けていた子達と同等レベルです。
ですが、それ以外の教科は残念なことになっておりまして。
可能な範囲で学習支援をしてきました。
本人が望む時に課題を与え、分からない時は教えてあげるのですが…捗らず。
そもそも娘達は勉強をしたがりませんから、家庭学習に取り組む時間は僅かでした。(悲)
社会の現実を伝える
それから。
子供の選択を受け止めつつも、母が登校を勧める理由を説明しました。
学歴別の年収分布グラフを見せたり
学歴別の就職先に関する資料を使い、現実を見せたのです。
今は「どの学校を出たか」ではなく、「何ができるか」が大事。
とはいえ、学歴を積んだ方が人生の選択肢は多い。
私達夫婦の実体験を交えて話をしましたので、説得力があったようです。(汗)
これは脅しになりますし、不安を煽るので不登校対応としてはタブーだと思いますが。
マイノリティな生き方を望まず、得るものよりも失うものを重要視する長女には有効だったようです。
再び転校させ、元の学校へ通わせる
記事が長くなってきました。(汗)
次に紹介しますのは、長女が復学するきっかけとなった私の行動です。
学校へ行く方が
自分にとってメリットが大きい
そう思えるものの、なかなか登校する勇気が持てないのが子供でして。
復学の意思が固まってきたのを確認してから転校させました。
つまり
不登校を解消するために引っ越したのです。
私達が昨年に引っ越した理由はアメブロで語っていますが、転校によって不登校が誘発されたわけですから、元の学校へ戻ることで復学できる予感は最初からしていました。
ですが、引越し費用は馬鹿になりません。
色々な手続きもですし、我が家の場合、夫と別居しているという事情もありました。
これは不登校対応としてはmaxに大変でしたが。
これで長女だけでも復学できたのだから。
結果的に良い決断だったと感じています。
今は次女も復学して毎日登校できています。
さいごに
「藁をもつかみたいのが不登校児の親」なんてことを過去記事に書きましたが、それは今の私も同じです。
後になって次女も復学できたのですが、小1から不登校だったため、授業についていけてないのです。
不登校になった理由も
不登校でいる理由も
不登校を止めた理由も
同じ私の娘なのに、長女と次女は異なっているからキツイです。
「個々の子供に合った支援を」と言うのは簡単ですが、何が正解なのかは誰にも分からないのが不登校なので、今後も手探りで進もうと考えています。