娘達の不登校歴が8ヶ月を経過しました。
諸事情で登校できなかった時期を合算すると
その間に私は就職が決まりまして。
この春から、正社員で働くことになりました。
娘達の不登校対応がありますから、パートの派遣からフルタイム勤務にするのを悩んだのですが。
ママは私達のために
働きたいのを我慢しないで!!
なんて娘達から言われまして。
親としてどうなんだろう? と迷いつつも、私の人生を楽しむ道を選んだのでした。
そこで今日は
働き続けながら不登校対応をしてきた私が、不登校支援の中で最も満足度が高い「家庭教師のトライによる訪問支援」について綴ろうと思います。
働きながら不登校対応をしたい人は参考にしてくださいね。
不登校な小学生は家庭教師を利用した方がいい理由
私が不登校対応に、行政による「家庭教師の訪問支援を」一番に勧めたい理由は
子供が不登校だからこそ
親は普段通りに生活するように心がけ
安定したメンタルで我が子のサポートをする
これがベストだと考えるからです。
私が思うに
学校に居場所がない子供が
自宅で不機嫌な親と一緒に過ごさなければならない
これって苦行なのではないでしょうか?
本人の前で「子供の不登校が原因で働けないオーラ」が出てしまうくらいなら、日中は別々に過ごした方がお互い気が楽だと私は考えています。
我が子が不登校な時に両親が働いたら、問題が長期化するのでは?
なんて思うかもしれませんが。
スパッと仕事を辞められる人は別として、中途半端にセーブして働くと、それはそれで職場に迷惑をかけますし。
子供達への支援もさほど増やせません。
我が家はそうだった…(悲)
学校や行政の相談窓口を複数利用する必要がありますが、「家庭教師による訪問支援」なら、親のカウンセリングを兼ねながら子供のサポートをしてもらえますから。
自分達だけで頑張らず、プロの助けを受けながら無理なく非常事態を乗り切ることをお勧めしたいと思います。
家庭教師の活用方法
これは渦中の人でないと理解できないかもしれませんが。
親が子の不登校対応をするために受けたいサービスは、家事代行だったりします。
学習をサポートするにしても
単に寄り添うにしても
家事は親子の時間を奪うのです。
ワンオペ育児で働きながら不登校対応をする…こんな状況の私ですので、実際、まず始めに申請したのが家事支援でした。
でもね
行政による家事代行サービスは、1時間100円程度の激安価格!!
こんなご時世ですから、予約殺到状態でして。
半年も前に申請しましたが、未だに利用できていないのでした。(悲)
困り度が高い家庭が優先されるので仕方ないのですが。
そこで私が始めたことは
家庭教師と娘に家事を負担してもらうことです。
もはや働きながら不登校に対応するなら、必須だと感じるほどに便利なのです。
その活用例を紹介しますと。
買い物代行サービス
流石に役所の手続きなどは頼めませんが。
子供と一緒に調理実習をしてもらう…という名目ならば、家庭教師の先生が買い物を代行してくれます。
面倒くさがりで、親の手伝いで買い物へ行くことをしない長女ですが。
先生と買い物へ行くようになったら、新鮮な肉や野菜の見分け方を覚えました。(笑)
その日に娘と作るメニューで使わない食材でも、現金と買い物リストを渡せば買ってきてもらえるので、これには助かっています。
調理代行サービス
それから。
家庭教師の先生は、子供に料理を教えてやって欲しいと頼めば、調理もしてくれます。
しかも。
おつとめ品を使って節約料理を作ってと指示しておけば、娘と安価なメニューを作ることにも挑戦してくれます。
いままでもホットクックを使った料理は時々してきましたが。
下ごしらえが必要なメニューに取り組んでもらえるので、娘達の家事能力が向上しました。
仕事から帰ったら、夕飯ができている
ワーママ だったら、これって誰もが憧れるシチュエーションですよね?
行政による支援は不登校中だけですが。
家庭教師の先生にずっと来て欲しいと思ってしまいます。(汗)
ハウスクリーニングサービス
そして、最近になってお願いし始めたのが「片付け」です。
「不登校あるある」だと思いますが
子供が学校へ行かなくなると、家の中が散らかるのです。
最初は必死で出勤前に片付けてから先生をお迎えしていたのですが、あまりの散らかりように挫折しまして。
片付けができない娘に「整理整頓」を教えてもらうことにしました。(笑)
子供の社会性が育ってくると
親の言うことは聞かないのに
先生の言うことは素直に聞くものでして。
家庭教師が来た日だけですけど、自分で片付けてもらえるようになったので、これも助かっています。
オンラインですけど、今は↑ のようなサービスがあるようです。
不登校を支える親のフォローもしてもらえるそうなので、このようなサービスを検討するのもおすすめです。
家庭教師活用のコツ
このように私は「家庭教師の訪問支援」を便利に使っているのですが。
更に便利に活用するにはコツがあります。
家庭教師は平日の昼間に来てもらう
まず、一つ目は
両親が不在な日中に
先生を派遣してもらうことです。
親がいないとゲーム漬けになりがちですけど。
先生が来てくれることで、このまま社会からドロップアウトするかもしれない子供に「生活力」を身につけさせられます。
それに、それがそのまま家事代行サービスとなりえますから。
親の家事負担が減り、我が子の支援に時間を費やせますから家族が笑顔になれます。
利用時間の終わり頃に帰宅できるよう予約する
それから。
贅沢を言うならば
家庭教師の利用時間を
親が帰宅してから終了するように設定するとベストです。
こうすると子供は親の視線を気にすることなく支援がうけられますし、親も先生から直接アドバイスを受けることができます。
我が家の場合は、私が帰宅した後に15分ほど時間が残るように予約をしておりまして。
子供達の様子を聞いたり
最近の困りごとを相談したり。
次回にお願いしたい支援について打ち合わせたりしています。
子供の人数分、家庭教師を依頼する
それから更に。
不登校児が複数いるのなら
人数分の家庭教師を要請することもコツです。
行政から配属されてくる家庭教師は、1人の子供に1人でして。
しかも、対応は担当の子供だけというルールなのです。
1人だけに先生をつけてもらうと、兄弟姉妹の間で喧嘩になります。
我が家はダブル不登校なので、それぞれの娘に家庭教師をつけてもらいまして。
それぞれが2時間たっぷり支援してもらえるので、本当に助かっています。
兄弟姉妹でサポート日を分ける
不登校児の人数分の先生を要請することに関しては、更なるコツがありまして。
それぞれの利用日を分けるとよいです。
先生が2人も同時に来ると家が狭い…というのもありますが。
家事代行のような利用方法をするのであれば、週に2日、家庭教師が来てくれる方が便利なのです。
他の子は別のサポートを受けるようセッティング
そして、これは難しいかもしれませんが。
1人の兄弟姉妹が家庭教師を利用している時間帯に、別の子は他の場所で過ごせるようにセッティングすることをお勧めします。
不登校になると、兄弟姉妹の仲が悪くなる
これってよくあるそうでして。
うちの娘達も不仲になりました。(悲)
他の支援でもそうなのですが、できるだけ兄弟姉妹が別々の空間で過ごせるよう配慮した方が色々とスムーズです。
家庭教師と子供を
2人きりで過ごせるようにする
これが大事で。
別の兄弟が支援の足をひっぱってしまうことがありますから。
これは実現が難しいかもしれませんが、配慮しましょう。
我が家はトライの家庭教師を派遣してもらっていますが、行政の支援が受けられない場合は↑のように学研の家庭教師なども良いかもしれません。
学研は教材が優秀ですから。
それを使った支援には期待ができそうです。
勉強以外のことをお願いする
それから。
これは そもそも論なのですが
不登校支援としての家庭教師は、勉強を教えるために派遣されてくるわけではありません。
もちろん、勉強だって教えてもらえます。
ですが、本人が「先生に勉強を教えてもらいたい」と言わないのであれば
不登校児特有の不安定な心を癒すことに注力してもらう
ことがおすすめです。
さいごに
いかがでしたか?
もしかしたら、図々しい感じがして不快に感じた方もいたかもしれませんね。
でも
藁をもつかみたいのが
不登校児の親ではないでしょうか?
子供の不登校を恥ずかしく思い、家族だけで解決しようとすると地獄を見ます。
それは我が家の場合だけかもしれませんが…
支援を利用しても、速やかに不登校が解決できるわけではありませんけど。
良い藁が色々あるのですから、それらは積極的につかみましょう。