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植物の観察研究にありがちなハプニング ~ にんにくの観察3 ~

にんにくの実験については、先週に記事をアップしたばかりですが。
急遽、実験を終了させたので記録しておこうと思います。

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にんにくから芽が出てきたのはいいけれど…

水と光のみで育てたニンニクが最も早く発芽した。
これが前回の記録でしたが、翌週になって土を生育条件に加えたものからも発芽してきました。

実験開始、6週間目

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発芽したのは水と光、それに土を加えたものです。
「水なし」「水のみ」「水のみ (低温)」は発芽していません。

水だけ与え遮光したものは発芽しなかったのに、この条件に土を加えると発芽するのが不思議でした。

でも、ここで実験は終了。

観察している個体数が少ないので、これだけの情報で考察するのは難しい。
なので、本当はもっと観察を続けたかったのですが…。

急遽、実験を終了することにしました。
一部のにんにくに激しくカビが生えてきたのです…。

健康被害を及ぼすような菌って実は少ないのですが…にんにくは寝室で育て観察しているから、念のため。(汗)

研究所か大学で実験するなら雑菌対策ができたのですが、ここは自宅ですから。
こんなハプニングは仕方ありませんね。

結果をまとめてみました。

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ネットで公開するというのに…達筆ですみません。(汗)

どれが育った?

6週間の観察実験で分かったことは

最も芽が大きく育った生育条件は
「水+光」
最も芽が元気に育った生育条件は
「水+光+土」

ということでした。

にんにくの成長に必須なのは「水」。
「光」や「土」は成長を促す因子ではあるものの、発芽に関しては必須ではないようです。

どんな匂い?

せっかく研究対象としてにんにくを選んだのですから。
子供達と臭いを嗅いでみました。(笑)

「うわっ くっさい!!

最も臭かった生育条件は「水だけ」でした。

カビがモコモコと生えたから…というのも原因だと思いますが、ホイルで遮光していたので臭いが篭っていたのでしょう。
腐敗臭というよりは純粋にニンニク臭がしました。(笑) 

ただ、「水だけ」と同じ遮光条件でも「水+土」は臭いませんでした。
土壌中の微生物の仕業でしょうか?

こんな小さな瓶ですが、臭いの素を分解する何かが生きていると思うと、何やら目に見えない世界が形成されている気がして。
母娘で生態系を感じました…。(笑)

植物の成長における土の役割は?

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ちなみに↑ が「水+光」と「水+光+土」の7週間後の様子です。
カビたものや発芽しなかったものは6週目で廃棄したので、この2つしか残っていなかったのです。

早速、子供達と観察してみると
形勢が変わっていました。

生育条件として土があるものは太く大きく育ったのに、水と光のみで育てたものは枯れてきたのです。

土の存在は
にんにくの発芽において必須ではないけれど
大きく健康に育つには土が必要だ

ディスカッションの際に、少し私が誘導しましたが
娘達は以上の結果から、このように結論づけました。

まとめ

いかがでしたか?

にんにくの観察実験は簡単なので自由研究にオススメです。
(夏は腐り安いので注意が必要ですが)

一晩でにょきっと生えたりしますから、面白いですよ。
是非やってみてくださいね。