先日の続きです。
前回はカタツムリの捕獲方法について書きましたので、今日は捕まえてきたカタツムリの飼い方についてご紹介したいと思います。
カタツムリの飼育に必要な物は?
カタツムリを入れる飼育容器
カタツムリはペットボトルではなく、飼育ケースで飼うのがおすすめです
カタツムリを飼うのは簡単で、ペットボトルにガーゼか何かで蓋をするだけでも飼えます。
しかし、ペットボトルで飼育容器を上手に作るのは難しいと思います。
カタツムリは意外に這うのが早くて。
隙間を器用にすり抜けて脱走することがあるので、しっかり封ができる入れ物で飼うべきだからです。
飼育容器の内側を清潔にするため、定期的な洗浄が必要ですし。
安価なものでよいので飼育ケースは購入するようにしてください。
カタツムリが潜るための土
カタツムリを6年も飼っている経験から言いますと、彼らの飼育に土は要りません。
土を使うと飼育ケース内が汚れて掃除が大変になりますし、油断すると土がカビるからです。
ただ、カタツムリのためを思うと
土はあった方が良いです。
カタツムリは夏眠や冬眠の際に土へ潜りたがりますし、産卵も土の中に産みつけることが好きなのです。
土を入れると、コバエが発生しやすくなります。
カタツムリ飼育に土を使うのであれば殺菌済みの土がベストですが、無ければ室内観葉植物用の土を購入するようにしましょう。
カタツムリが散歩する用の小枝
それから。
カタツムリの飼育本では小枝を飼育ケースに入れることを推奨していますけど、これも不要です。
カタツムリ飼育に小枝があると見栄えが良いです。
素焼きの植木鉢と一緒に枝を飾るのが私のおすすめです。
ただ、もし木の枝をカタツムリの飼育に使いたいのなら、↓のような殺菌済みの枝を入れてくださいね。
自然の木を拾ってきて入れると、虫が発生したりするので危険です。
カタツムリの餌入れ
それから。
世話がしやすい…という理由で餌入れがあるとよいです。
夏場は餌が腐りやすいですから、餌入れごと回収できた方が片付けが楽です。
カタツムリの隠れ場
見栄えを重要視するなら、素焼きの植木鉢の欠片などが素敵ですが。
カタツムリが隠れる用の小箱を入れるとよいです。
お菓子の箱やトイレットペーパーの芯を入れると、彼らはそこで安心して眠ります。
カタツムリ飼育ケースのレイアウト例を紹介すると…
カタツムリ飼育に必要なアイテムを紹介しましたので、それらのレイアウトを紹介しますと。
我が家は↓のようなレイアウトで飼育ケースをセットしています。
夏なので、先に紹介したもの以外に水飲み場を用意しています。
この日は餌入れを使っていませんが、普段は小皿に野菜を入れています。
お洒落さはありませんけど、私は気にしていません。(汗)
- 飼育ケース (洗い替えするため2個所有)
- 土 (私は植物用の腐葉土を使ってます)
- 土を入れる容器 (何かの小物入れ)
- 水を入れる容器 (私はゼリーのカップ)
- サンゴ (水を飲みに行く用)
- 小箱 (ティッシュやカレーの箱)
これらについて少し補足しますと。
私は飼育ケースにキッチンペーパーを敷いていません。
人によってはキッチンペーパーを湿らせたものを底に敷くことで糞の回収をスムーズにしているようですが、私は敷く作業が面倒なので敷いていません。
普段は土も入れていないのですが、そろそろ産卵の可能性があるので入れています。
(今は発情期なんですよね)
ちなみに。
↑ の写真は発情中のカタツムリです。
種類によって異なるらしいのですが、カタツムリの発情期は春と秋。
うちのカタツムリも9月中旬から時々交尾してます。(苦笑)
春に生んだ卵は孵化しなかったので、秋に生む卵から赤ちゃんが生まれるといいな…と楽しみにしています。
カタツムリの餌って?
次に、カタツムリの餌を紹介したいと思います。
カタツムリの餌は野菜だけで十分
私は食事の支度をする際にカタツムリへ野菜のおすそ分けをしているのですが、彼らにも嗜好がありまして。
うちのカタツムリは共通して人参が好きですが、大根は嫌いだったりします。
ほんと個体によって嗜好が違いますけど、平均的な話をするならば。
レタス、白菜、キュウリ、ナス、小松菜、サツマイモは食べるけれど
キャベツ、モロヘイヤ、カボチャは不評です。
カタツムリの美しさをキープするには、カルシウムが摂取できる餌も必要
それから。
できればイカやかき殻、コンクリート片、卵の殻、厚紙の箱を欠かさずに与えて欲しいです。
カタツムリの艶やかな殻を維持するためには、カルシウムが必要でして。
を含む餌が必要なのです。
↑はイカを乾燥したもので。
うちのカタツムリはあまり食べませんが、好きな子もいるかも?
うちのカタツムリ達はカキ殻も好きですが、カレーの箱が大好きで。
紙箱を入れてやると、一晩で印刷面が半分くらい無くなります。(笑)
厚紙にもカルシウムが含まれているそうですが、紙はカタツムリにとってご馳走なのかもしれませんね。(納得)
さぁ、カタツムリを飼ってみよう !
カタツムリを飼うのは簡単です。
飼育ケースに餌を入れ、霧吹きで加湿するだけですから。
餌は毎日変えた方がよいですけど、お掃除は1〜3日おきで大丈夫です。
気になる方はケースを毎日洗いましょう!!
ちなみに、私がカタツムリ飼育用ケースを洗うのは夏でも週に1度だけです。
普段は割り箸で丸めたティッシュを挟み、うんちを絡め取るだけの掃除です。
カタツムリ飼育の注意点は「カタツムリ飼育の注意点を捕まえるところから飼い方まで教えます」で紹介していますので今回は割愛しますが。
実際に飼ってみると、カタツムリはかなり可愛いので飼育に挑戦してほしいです。
梅雨時になったら是非、お子さんと一緒に探索に出かけ、カタツムリを飼ってみてくださいね。