緩く摂取糖質量を制限することを「ロカボ」といい、減量効果があることからダイエットをする人々に糖質制限食が人気です。
でもね、「ロカボ」の効果は痩身だけではなくて。
食後の眠気を減らし、集中力を高める効果があるのです。
実際、私は昨年の2月から緩く糖質制限を始めたのですが、半年が経過した頃から午後の眠気が半減し、仕事が以前よりも捗るようになりました。(驚)
このような「ロカボ」効果は、子供達の学習にも有効なのか?
娘達の食事に糖質制限を導入した話を綴ろうと思います。
学習のために糖質制限をやるのなら、知って欲しいこと
糖質制限は学習に対しても効果があるの?
それなら我が子にも…。
なんて思う方に、知って欲しいことがあります。
それは食事から糖質を無くしてはいけないということです。
人体の主要なエネルギー源は糖質ですから。
極端な糖質制限は自己判断で行うと危険なのでやめましょう。
学習効果がある糖質制限は、糖質を減らすことではない
私が子供達に「ロカボ」な食事を与えることにした理由は、自分が糖質制限をした結果、仕事のパフォーマンスが向上したからです。
この現象について調べてみたところ
なんと、学術的にも血糖値の急高下が脳の機能に影響するということが分かっているそうで。(汗)
私が感じた糖質制限の効果は、血糖値が安定化することによるものだったようです。
糖質の多い食べ物を食べると、眠くなったり記憶力が低下してしまうそうですし。
血糖値のコントロールは、健康な人にとっても大切なのです。
血糖値が安定化すると、脳のパフォーマンスが上がるのです
従って学習効果を向上させるために子供と糖質制限を行うのなら、大事なのは糖質の摂取量を減らすことではありません。
血糖値の変動に留意した食事をすることが大切です。
脳は血糖値の急上昇によりダメージを受けるそうですから。
それを防ぐような食生活にすることでパフォーマンスを上げましょう。
詳しい話は、後ほど紹介します参考書籍を読むことをお勧めします!
「ロカボ」で糖質制限をする方法
血糖値を安定化し、学習効果を高めるための糖質制限…ということで。
参考までに我が家の「ロカボ」を紹介しますと。
「ロカボ」な食事方法の基本
糖質制限と言うと、何やら難しい感じがしますが。
「ロカボ」なら簡単に血糖値の急上昇を防ぐ食事ができます。
献立は普段と変わりませんし
ご飯やパンなどの主食から糖質を減らすだけ。
食べてはいけない食材もありませんから、難しい知識なんてなくても糖質制限に挑戦できるのです。
あえて言うなら野菜や肉から食し、主食を最後に食べる…なんて作法がありますけどね。
それだってコース料理のように野菜から料理を出すようにすればよいだけなので、簡単です。(笑)
子供の糖質制限を「ロカボ」で行うコツ
まずは「おやつ」から糖質を減らす
このような方法で「ロカボ」を実行している我が家ですが。
始め方に関するコツをお伝えしますと
最初は間食から改善するのがよいと思います。
やはりね、ここでもスモールステップが大事なのです。
娘達の糖質制限は2ヶ月目ですけど、以下のような流れで今に至ります。
手始めに甘いジュースを断つ
娘達の糖質制限は、風呂上がりのコーラを止めることから始めました。
「ロカボ」な糖質制限では、飲み物を限定しないのですが。
小腹が空いた時のジュースは、血糖値を急上昇させるので止めたのです。
お米好きなお子さんですと、主食を急に減らすのは難しいし。
糖質制限に挑戦するのなら、まずは飲み物から変えてみるのがおすすめです。
次に小腹満たしの方法を変える
それから。
飲み物がお茶と牛乳だけでも気にならなくなった頃に、「おやつ」の内容を変えるとよいです。
具体的には
菓子→おにぎりやサンドイッチのような軽食→フルーツ・ナッツ・チーズ・ソーセージ
といった感じでしょうか?
おやつというより、おつまみですよね。(笑)
今まで甘いお菓子を常食していた子供達ですから。
我が家の場合は、おやつから甘いものを抜く作業に苦戦するものと思われました。
でもね、意外に大丈夫で
子供達が不機嫌になった日は、2〜3日だけでした。(汗)
食事をしっかり食べるようになったので、食間に子供達のお腹が空かなくなっていったのです。
6歳の次女は今でもおやつが必要ですが、9歳の長女は要らなくなりました。
これは余談ですけど
糖質制限をすると、空腹感が減ります。
何となく甘いものが食べたい…なんてことも無くなるので、ダイエットがしたい人に糖質制限は本当におすすめです。
これは私も実感しています。
おやつは糖質制限をすれば、いらなくなりますから。
お子さんが間食を求める時は、おやつの内容を変えて頑張りましょう。(笑)
「おやつ」から糖質が減らせたら、「ロカボ」な食事にも挑戦する
「おやつ」を変えるだけでも、糖質制限の効果があるような気がしますが。
せっかくなので食事のスタイルも変えていきましょう。
方法は前述のとおり
野菜とタンパク源(肉や魚)から食べさせ、主食を最後に食べさせるだけです。
おかずを沢山食べれば、自然とご飯は少なくても満足できますから。
糖質を減らして血糖値の爆上がりを防ぎましょう!
「ロカボ」で子供の糖質制限をすると苦労すること
おやつを減らし、主食が最後に出てくる食事にも慣れた。
上手くいっているかのように見えた我が家の糖質制限ですが、娘達の糖質摂取量は思っていたようには減らせていません。(悲)
つまり、母だけがちゃんと糖質制限できている状態…(恥)
これは何故なのかと申しますと。
娘達は2人とも偏食で。
野菜料理から食卓へ出しても、食が進まないのです。(悲)
サラダやお浸しなどの副菜→汁物→メイン→ご飯
普通の子がこのような食事をしたなら、最後のご飯は半量でも満足できますよね?
うちの娘達の場合は、お腹が空いていても嫌いなものは食べませんから。(悲)
生卵やふりかけをごはんに乗せ、お代わりする日が今でもあるのです。
メインを娘達の好きなものでローテーションするなど、自分なりに試行錯誤をしていますが…難しい!
状況が好転しましたら、また記事にしたいと思います。(笑)
参考になった本はこれ
このように、「ロカボ」な糖質制限は偏食な子供にとっては難しいのかもしれませんが。
興味がある方のために、子供の糖質制限に関する書籍を紹介したいと思います。
糖質制限で頭がいい子になる三島塾のすごい子育て
糖質制限で健康になりつつある私が、子供達の食事にも「ロカボ」を導入しようと考えたきっかけとなった本が↓です。
どうして糖質制限により子供の学力が上がるのか?
そんなことが分かりやすく書かれてありますから。
「ロカボ」の本ではないけれど、この本はおすすめです。
それから。
糖質制限だけでなく、更に効果的な食事を目指したい方には ↓の本がオススメです。
うちの娘達は偏食なので、食べてくれたメニューが少なかったけれど。
美味しくいただけるものばかりなのでオススメです。(笑)
さいごに
私が「ロカボ」な食生活を始めて1年が経過し、糖質制限で最も有益と感じたのは血糖値が安定することにより集中できるようになったことでした。
同じことをすれば、子供達の学習パフォーマンスは上がるのか?
それは不明ですが、野菜やタンパクを多く摂取する食事が子供達にとって有益であることは間違いないでしょう。
おやつから甘いお菓子を抜くだけでもよいので、是非、皆さんも挑戦してみてくださいね。