4歳児と命を育てる経験がしたくて。
母娘でクロッカスを育てています。
今日はその最終話です。
まずは今までの復習を
球根を植えた時の話
クロッカスの球根を
上向き・横向き・下向き
それぞれ違う向きにして土に植えてみました。
4歳児の予想は
下向きに植えた球根からは芽が出ず、根ばかりが大量に出てくる
でした。
クロッカスが発芽した時の話
私の予想に反して
横向きに植えた球根からは
横向きに芽が出てきました。(汗)
もちろん、育つにつれて芽は垂直になりました。
球根の中身はどうなっているのか?
上向きに植えた球根からは芽が順調に出てきたものの、他のものは芽の向きを修正するのに時間が必要で。
土から芽が出たのは1~2ヶ月遅れました。
そんな球根を観察し続けることに
娘達が退屈してしまったので、ここで一つ実験をしてみました。
球根を一つ掘り出し
切断して中身を観察してみたのです。
4歳児は中に小人が住んでいると予想しましたが、そんなものはいませんでした。(笑)
その後、クロッカスはどうなったのか?
クロッカスを植えてから2ヶ月後。
下向きの球根から芽が出てこないので、土を掘り起こしてみました。
(私はせっかちです)
掘り起こす前に、いつもの予想図 !!
次女は描いてくれなかったので、小1長女の絵です。(汗)
長女は知識として芽がどんな挙動を示すのか知っているので、的確な絵を描いています。
真ん中の球根が下向きに植えたものだそうですが、さて、実際の球根はどのようになっているのでしょうか?
いざ、発掘!!
……。
分かりますかね?
根が上へ横へと向かってモジャモジャ生えている真下から、芽が恐ろしいカーブで上に向かって生えてきています。
つまり
もう少し待ってあげたら
土から芽が出るところだったのです。
(せっかちでゴメンよ…)
4歳児は「重力屈性」を理解できたのか?
理屈は説明しましたが
やはり、4歳児には難しかったようで。
それでも
どんな向きに球根を植えても必ず芽は上向きに成長する
なんて事は理解できたようなので、まぁよいでしょう。
小1の長女も知識では知っていたものの、実際に植物の「重力屈性」を目撃させてみるとインパクトが大きかったらしく。
重力に応答して
根は地中へ茎は空中へと
成長しながらも姿勢制御している様が感じられたようです。
今現在のクロッカスの様子はこれです。
球根を植えて約3ヶ月が過ぎました。
今現在の状態が↓ です。
上向きと横向きのクロッカスは同じ大きさになり、同じように咲いています。
奥のクロッカスが下向きに植えたものなのですが、最後に芽が出てきた個体以外はもう開花しています。(驚)
つまり
同時に植えた球根は
土から芽が出てきた時期が異なっても
ほぼ同時に花が咲くのです。
最も早く芽が出た上向きクロッカスが
他のものより特別大きいなんて事もありませんでした。
つまり
植物の伸長もまた、高度に制御されているのです。
さて、次は何をして遊ぼうか?
今回は球根を植える時の向きが
植物の成長に影響するかどうかを実験しました。
ついでに球根の中身を観察したりと
親も楽しめました。
(これ、重要)
次のネタを考えていませんが
理系臭がする遊びは続きます。