我が家の家庭学習は、ピグマリオンがメイン。
教育担当の主人が子供達と取り組んでいます。
このメソッドでは毎日のように点描写に挑むのですが、これは脳トレのようなものでして。
取り組む理由を主人に聞いてみたところ、「構成把握能力」「図形能力」「思考力」そして「注意力」を同時に鍛えるためなのだそうです。
私も最初は
点を線で結ぶだけでしょ?
なんて疑っていましたが。
ピグマリオンを始めて2年経った時に気がついたのです。
長女の絵が驚異的であることに。
↑ は昨年に書いた、私の育児日記です。
1年前にも点描写と絵について綴っているのですが、今は更に凄いことになっており、驚いています。(汗)
そこで今日は
我が家が感じている点描写の効果について、再び綴ろうと思います。
点描写の効果は「字」と「絵」に現れる
ピグマリオンでは
点描写を「形を捉える」トレーニングとして取り組みます。
従って
点描写が上達すると
見本をよく見る力が身につき
そっくり似せて書くことが得意になります。
点描写で書写が上達する
すると何が起こるのか?
文字の形を捉え
それを正確に再現できるので
書写の腕前が勝手に上達します。(笑)
写真は学校の算数ノートですが
特別丁寧に書いたページではないのに上手です。
(書写の写真は長女からNGが出て…すみません)
点描写で模写が上達する
そんなことから
長女は模写も上手です。
最近描いた絵が ↓ なのですが、凄くないですか?
(親バカ?)
私だったら
大雑把に全体の形を捉えてから描きますが。
彼女はいきなりツノから描き始めたのに、この模写力ですよ!?
下手をすると大人より上手ではないですか !?
彼女の目には
写真や画用紙上に座標が見えているのか?
どこから描き始めても
見本の絵を再現できるから凄いです。(汗)
そして ↑ の絵。
これは長女が見本なしで描いたものです。
不思議でしょ?
模写は「天才か?」と思うほどに上手なのに。
自由に書かせると「普通に上手」程度なのです。
つまり
長女は絵の才能があるというより
物を正しく見る力が強く
見たものを正確に再現する器用さを身につけているということです。
娘は書写や絵画のテクニックを習っていませんから、これは点描写の効果と言い切ってもよいと感じています。
学習によって「能力」が高められる、その実感が大事
このように点描写は
子供の「能力」を広く引き上げてくれる取り組みなのですが。
私が思う点描写を極めるメリットは
学習することの意味を自覚させてくれることだと思います。
つい数ヶ月前までは
「なぜ勉強しないといけないの?」
なんて、泣いて抗議していたものでしたが。
泣こうが喚こうが学習を続けさせ
それによって得た「能力」を自覚させたら、このセリフは出てこなくなりました。
(勉強したくないとは言いますけどね)
何のために学習をするのか
点描写はそんなことを長女に教えてくれています。
点描写をこのまま続けたらどうなるのだろう?
伊藤 恭先生は
点描写を毎日行う理由について
現実を図形・空間として捉え、思考力の基礎作りをするため
と、おっしゃっています。
物を正しく見る能力が
現実を正しく認識する能力となるのか?
これを続けた先の我が子の成長が楽しみです。