最近、4歳児と夏の自由研究を行っています。
お題は「もやしの観察」。
幼児でもやれる実験ですが
結果を真面目に考察するとなると、大人でも難しいテーマです。
母としては
何故、こうなったのだろう?
なんて考える経験を積んでほしいだけですから。
我が家では楽しむことを優先に観察実験をしています。
今、我が家では「大豆からもやしを作る自由研究」をしています!
実験方法
緑豆・黒豆・子大豆を水耕栽培し、その成長を観察しています。
実験の方法など、詳細は↓ の記事を参照していただけたらと思います。
もやしを観察して分かったこと
4歳の次女と大豆を観察して分かったことは
豆の色と胚の色は異なるし
胚の色は豆の種類に関係なく、白に近い色であること
でした。
次女は豆の中に銀河が入っていると予想していましたが、全く違っていて。
初めて見る豆の断面図に興味津々でした。
実験開始24時間後の観察結果
「前記事のおさらい」はこのくらいにして。
早速、実験開始24時間後の観察結果をまとめていこうと思います。
この研究の目的は
大豆種子の皮の色と、その胚・葉の色に関係があるのか?
光の有無で生育の差があるのか?
この2つについて調べることですから。
胚の色については前記事で観察しましたので、今後は根や葉を観察していきました。
次女の未来予想図はこれ
前記事でも軽く紹介しましたが
↑ は、次女が思い描いた「黒豆の発芽」です。
青いものは水、紫は肥料だそうです。(汗)
ちなみに
右の絵が遮光していない黒豆なのですが、発芽していません。
次女曰く
「遮光」によって発芽が抑制されるから、肥料が大量に必要。
光を照射すれば緑の芽が出てくるのだそうです。
幼児の想像って面白いですね。(笑)
実際の大豆はこうなっていました
それでは!!
いよいよ24時間後の観察です。
分かり辛い写真ですみません。(汗)
それぞれ、左が「遮光あり」右が「遮光なし」です。
子大豆は変化がないように見えますが、緑豆と黒豆からは白いものが出てきています。
豆の変化に次女は大喜びです。
「わぁ! 白い芽だ!!」
4歳児は忘れるのが早い…。(悲)
にんにくの観察実験で意外なものが最初に出てきて驚いた経験があるのに、過去の研究結果は思い出さないようです。(ガッカリ)
※ それはそうと。
調べてみたら、もやしの可食部は根ではなく茎(胚軸)なのだそうです!
実験開始60時間後の観察
少し時間が飛び、60時間後の様子です。
「白い芽」はどうなったのか?
ドキドキしながら観察しました。
豆達はすくすくと育っていました
ここで、豆の種類による成長速度の差が顕著になってきました。
緑豆が最も大きく育っています。
市販のもやしが緑豆なのは
成長速度が速いからかもしれませんね。
↑ は各豆を1個ずつ取り出して並べた写真です。
それぞれ左が「遮光あり」右が「遮光なし」です。
あれれ?
遮光した方が大きい !?
しかも
白いものは芽ではなくて根?
4歳児は再び大発見をしたようです。(爆)
そして、本日一番の発見は?
ここで、彼女が描いた未来予想図を思い出してください。
次女の予想では「遮光あり」の豆からは緑のものが生えていますが、「遮光なし」の豆からは何も出ていません。
つまり
「光」がない条件では根がよく育つのです。
葉の成長が遅いという意味では、次女の予想が当たっていたのです。(笑)
それから、葉の色は緑豆も黒豆も同じ。
やはり豆の皮の色は
胚だけではなく、葉の色とも相関がないようです。
次女は「そうなんだー」と呟き、しばらく黙っていると思ったら。
あれ?
お豆が育ったら
もやしに似てきたよ?
実験開始60時間後にして次女は
普段食べている「もやし」が豆であることを知りました。(爆)
もしかすると、このことが本研究における一番の発見かもしれませんね。(笑)
観察実験は続きます
子大豆の発芽率が低いものの、研究目的に関することは分かりました。
従って実験を終了してもよいのですが。
水だけで豆はどこまで育つのか?
そんな新たな疑問が湧き出てきたようなので、もう少し観察を続けようと思います。
もやしの観察実験はお手軽ですから。
子供の興味を引き出す実験遊び、是非やってみてくださいね。
この自由研究のまとめは↓ です。
ご興味のある方は参照していただければと思います。